ここ最近、ソーシャルカジノゲーム業界とギャンブル業界の製品が融合しつつあるようだ。過去12ヶ月間にソーシャルカジノゲームを利用した521名を対象に、アンケート調査を実施したところ、ソーシャルカジノゲームに参加した結果、ギャンブルをした人は19.4%と少数派出会った。そもそもギャンブルは本来、「お金を稼ぎたい」という欲求が原動力となる遊びであり、普通のゲームでは実現不可能な「お金を稼げる」という点が何よりも魅力である。ただし、特にギャンブル依存症になりやすい一部のプレイヤーは、ソーシャルカジノゲームがギャンブル欲を高めると感じることもあるようだ。

ゲームのプレイ頻度とゲーム内課金という観点から、ソーシャルカジノゲームによって衝動に駆られギャンブルをする行為は、「男性ユーザー」「若い世代のユーザー」「問題ギャンブルの深刻度が高いユーザー」、そして「ソーシャルカジノゲームにより没頭しているユーザー」、こられ4タイプのユーザーの間でより多く見られる。ソーシャルカジノゲームをした結果、ギャンブルをする動機としては、「本物のお金を稼ぎたいから」という回答が最も多くなっている。ソーシャルカジノゲームへの出費が増えたユーザーもいたことから、ソーシャルカジノゲームに起因するギャンブル行為は、特にギャンブル依存症の傾向がある人の場合、実際にギャンブルに費やす金額に影響を与える可能性があることが判明している。

このアンケート調査の目的は、ソーシャルカジノゲームとギャンブルの関連性を調べることであった。成人は、オンラインギャンブルをはじめ、様々な形態のギャンブルにアクセスすることができ、ソーシャルカジノゲームがギャンブルに与える影響を調査するのに適したグループとして選択された。

ソーシャルカジノゲームの利用者に対して、「魅力」「プレイ体験」「勝ったときの爽快感」の観点から見て、ソーシャルカジノゲームとギャンブルはどれくらい似ているかと思うか?と尋ねてみた。また、「ソーシャルカジノゲームをプレイした結果、ギャンブルもしてしまったことがあるか?」もしイエスの場合、「ソーシャルカジノゲームのどのような特徴から、ギャンブルもしてみる気になったか?」についても尋ねてみた。さらには、「ソーシャルカジノゲームとの関わりによって、金銭目的のギャンブル欲求が高まったか?低下したか?」「ソーシャルカジノゲーム提供者がギャンブルを推奨していることに賛成か?反対か?」についても回答してもらった。

当該調査では、ソーシャルカジノゲームをプレイした結果、ギャンブルもしてしまったと報告する少数グループがあり、その動機としては、「お金を獲得し、よりスリルを得たいから」という理由が最も多かったことが明らかになった。ソーシャルカジノゲームをプレイした結果、ギャンブルスキルが上がるといった、これら2つの遊びの関連性についての非合理的な仮定は、ソーシャルカジノゲームからギャンブルへの移動を誘発する可能性もある。しかし一般的には、ソーシャルカジノゲームプレイヤーがギャンブルをしても、ソーシャルカジノゲームで培った経験はほとんど活かされないと言われている。

こうした点からも、ソーシャルカジノゲームがギャンブルにどのような影響を与えるかについては、さらなる研究が必要であり、特に、ギャンブルとゲームが時間とともにどのように進化していくかについて、引き続き調べていくべきだろう。ソーシャルメディアがユーザーを魅了する主要なプラットフォームとなる中で、ギャンブルとゲームは今後も似通っていくと思われる。テクノロジーの発展に伴い、各業界が他の業界やユーザー間に与える影響を、特にネガティブな影響を受けやすいユーザーを守るべく、監視・検討していく必要があるだろう。